バレンタインにチョコは日本だけ?由来や人気のプレゼント【2023】

意中の相手や恋人だけでなく、普段からお世話になっている人にも感謝の気持ちを伝えられるのがバレンタインです。今回は、そんなバレンタインが始まったきっかけや世界のバレンタイン事情のほか、人気のバレンタインの贈り物を紹介します。

バレンタインの由来や流行したきっかけ

バレンタインの由来や流行したきっかけ

2月14日はバレンタイン。日本では、女性から男性にチョコレートを贈るイベントとして定着しています。そんなバレンタインの風習はいったいどこに起源があるのでしょうか。今回はバレンタインの由来や、世界各地の風習をご紹介していきます。

起源はローマ帝国時代

バレンタインの起源はローマ帝国時代にまでさかのぼります。当時のローマには、豊穣を祈るための「ルペルカリア祭」が毎年催されていました。ルペルカリア祭では、前夜の2月14日、若い男女がくじ引きで恋人を決めます。つまり恋人たちのお祭りでもありました。結婚に結びつくカップルもいれば、単なる火遊びで終わる恋もあったようです。

496年、あまりに乱れた風紀を嘆いた当時の教皇は、ルペルカリア祭りを禁止し、代わりにルペリカリア祭りの前日である2月14日をバレンタインデーとしました。なぜこの日がバレンタインと呼ばれるようになったのかというと、次の項目のような経緯があります。

バレンタインの意味は?

そもそもバレンタインの英語名は「Saint Valentine’s Day」、直訳すると「聖バレンティヌスの日」となります。バレンティヌスとは西暦296年に殉教したキリスト教司祭の名前です。

当時のローマ帝国下ではキリスト教は迫害されていました。さらに当時、若者を戦争に駆り出すため、結婚は皇帝によって禁止されていました。そんな状況を見かねたバレンティヌスは、ルペルカリア祭りで結ばれた恋人たちのために、何度もこっそりと結婚式を挙げていました。しかし、これが皇帝の耳に入ります。目をつけられたバレンティヌスは、キリスト教からの改宗を拒んだ罪で投獄されてしまいます。

そして西暦269年の2月14日、バレンティヌス司祭はとうとう処刑されます。2月14日は、恋人たちのお祭りのルペルカリア祭前日でもあります。恋人たちへの勇気ある行動、さらに処刑された日になぞらえて、後世、バレンティヌス司祭は恋人たちの守護聖人とみなされるようになりました。

2月14日がバレンタインデーとなったのには、このような経緯があります。ちなみにバレンタインデーに恋人たちがカードや贈り物をする習慣は、バレンティヌス司祭が結婚する若者たちに花を贈ったこと、また、処刑の前日に自身の恋人に「あなたのバレンティヌス」とつづったカードを贈ったことにちなみ、生まれたようです。

バレンタインが日本に伝わった時期

日本にバレンタインデーの文化が伝わったのは19世紀、イギリスからだと伝えられています。しかしバレンタインデーの風習は、日本には長らく定着しませんでした。現在の形のようなバレンタインデーが普及したのは、戦後しばらく経ってからのことです。

日本でバレンタインが流行したきっかけ

日本でバレンタインデーが大々的に認知されるようになったのは、1958年です。お菓子メーカーであるメリー・カムパニーがチョコレートの販促イベントを実施したことがキッカケだといわれています。

この時のイベントはさほど盛況とは言えなかったようですが、以後、さまざまなお菓子メーカーがバレンタインにあわせた販促イベントを毎年実施するようになりました。たとえばバレンタインの定番であるハート形のチョコレートが生み出されたり、大々的な新聞広告が出されたりといったことが行われました。この販売戦略が功を奏し、バレンタインにはチョコレートを贈るという風習が徐々に定着していきます。このバレンタインの形が、現在に至るまで続いているわけです。

バレンタインにチョコは日本だけ?世界のバレンタインは?

バレンタインにチョコは日本だけ?世界のバレンタインは?

「バレンタインにはチョコレート」というのが定番ですが、実は世界共通ではありません。ほかの国のバレンタインはいったいどんなものなのか、軽くご紹介していきましょう。

チョコを贈るのは世界共通ではない?

バレンタインに女性が男性にチョコレートを贈るのは、日本独特の文化です。世界のバレンタイン事情はまったく異なっており、贈り物はチョコレートに限定されていません。また男性から女性に贈り物をするのも一般的です。

フランスのバレンタイン

フランスのバレンタインデーでは、恋人や夫婦同士といった、決まったパートナーに贈り物をしますが、とくに男性から女性にプレゼントを贈ることが多いです。またチョコレートはプレゼントとしてさほど人気ではなく、花やメッセージカードがよく贈られています。

韓国のバレンタイン

韓国のバレンタイン事情は日本によく似ており、女性から男性にチョコレートを贈ります。3月14日にホワイトデーとして男性がお返しをする点も一緒です。しかし韓国には4月14日に「ブラックデー」として、バレンタインホワイトデーにプレゼントをもらえなかった男女が集まって黒い食べ物を食べるという独自の習慣があります。

アメリカのバレンタイン

アメリカは日本と逆で、男性から女性に贈り物をする日という認識が定着しています。キャンディーのほか、ジュエリーぬいぐるみなどのプレゼントがよく選ばれています。またバレンタインデーにはパートナー同士で観劇やディナーを楽しむなどして、2人で一日を過ごすのが定番です。

イギリスのバレンタイン

イギリスのバレンタインは「想いを寄せる人にひそかに想いを伝える日」とされていて、どちらかというと男性から女性に贈り物をすることが多いです。愛の言葉をつづったカードに名前を記さずに贈るのが、イギリス流のバレンタイン。赤いバラの花束もプレゼントとしてとても人気があります。ちなみに、バレンタインにチョコレートを贈るという風習は19世紀にイギリスで生まれたもの。当時、バレンタイン時期に贈答用のチョコレートボックスが売り出されたことがキッカケで、日本のバレンタインのルーツもここにヒントがあるといわれています。

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日本のバレンタインにはやっぱりチョコレートが欠かせません。そこで次からは、人気の高いチョコレートブランドについてご紹介していきます。贈り物はもちろん、自分用にもぴったり。お取り寄せも可能です。

ピエールマルコリーニ

ベルギー王室御用達のベルギーチョコブランド。創始者のピエールマルコリーニはパティシエをはじめとする4つの職人資格を持つ、世界でも類を見ないショコラティエです。ピエールマルコリーニのチョコレートは宝石のように美しいものや、ユニークな見た目のものなど、デザイン性の高さも評判です。

パスカルカフェ

フランスのチョコレートブランドで、日本高島屋や高島屋のオンラインショップでお取り寄せが可能です。パスカルカフェのチョコレートは素材の個性を生かしたもの多いのが特徴。砂糖はできる限り使用していないため、カカオ本来の上品な風味を存分に楽しむことができます。一口サイズのボンボンショコラはとくに人気が高く、バレンタインプレゼントにはもちろん、自分へのご褒美にもおすすめです。

ジャン=ポール・エヴァン

ジャン=ポール・エヴァンフランスのチョコレートブランドです。数々のショコラティエの世界大会で優勝を勝ちった実力から、世界有数のトップクラスブランドにも数えられます。独創性のある取り合わせや見た目のチョコレートが多数あり、誰に贈っても喜ばれること間違いなしのブランドです。チョコレートはもちろん、焼き菓子やマカロンなどもとても人気が高いです。青いリボンがかかった高級感のあるパッケージは、目にするだけでも心が浮き立ちますよ。

グリーン ビーン トゥ バー チョコレート

日本初のビーン・トゥ・バー専門店で、東京には中目黒と日本橋に店舗があります。ビーン・トゥ・バーとは、カカオ豆の焙煎からチョコレートになるまでの工程を一貫して独自で行う製法のこと。一枚一枚こだわりを持って製造された、本格的なチョコレートを楽しむことができます。チョコレート好きな人のプレゼントにもおすすめです。

ラ・メゾン・デュ・ショコラ

ラ・メゾン・デュ・ショコラはフランスを代表するチョコレートブランドの1つで、手掛けるのは「ガナッシュの魔術師」との異名をとるロベール・ランクスです。その異名の通り、ガナッシュが有名なブランドで、ユニークなフレーバーが次々に展開されています。見た目はクラシックで高級感があるため、年上の方や仕事関係の方への贈り物にもおすすめです。

手作りチョコの作り方は?

チョコレートを手作りしたいという人も多いでしょう。しかしチョコレート作りはなかなか難しいもの。そこでおすすめなのが、各お菓子メーカーのHPや、料理レシピサイトを参考にする方法です。チョコレートだけでなく、そのほかのバレンタイン向けのお菓子のレシピもたくさんありますので、ぜひチェックしてみてください。

チョコ以外で人気の贈り物

チョコ以外で人気の贈り物

最近はバレンタインにチョコレート以外の贈り物をすることも多くなっています。人気のアイテムをご紹介してみましょう。

クッキーやプリンなどのスイーツ

クッキープリンといったスイーツもバレンタインの贈り物によく選ばれています。デパ地下スイーツなど、高級感のあるものを選ぶとよいでしょう。クッキーやプリンは、カカオ味のアレンジフレーバーも多いため、チョコレート以外でバレンタインっぽさを出したい人にもおすすめです。

普段使いできるファッションアイテム

腕時計ネクタイなど、日ごろから身に着けるファッションアイテムを贈る人も増えています。マフラーやキーケース、財布なども人気の高いアイテムです。ビジネスマンが好むような上質なデザインものを選びましょう。チョコレートにこういった小物を添えてプレゼントするのもおすすめです。

メンズコスメも人気上昇中

男性の美容意識が高まっている現在、メンズコスメは男性人気の高いアイテム。日常的に使うものなので、相手の趣味に合わせたものを選ぶことが大切です。とはいっても消耗品にあたるため、そこまで肩ひじ張らなくてよいのも、選ぶ際のうれしいポイント。有名ブランドのものや、デザインのおしゃれさにもこだわってみてください。ビジネスマンに贈るなら、清潔感を保つのに役立つアイテムがおすすめです。

心のこもった贈り物で気持ちを伝えよう

バレンタインはプレゼントを贈る側と受け取る側の気持ちが通じ合う日です。どんなプレゼントを選ぶにしろ、気持ちを伝えることが大切。ぜひ相手の心に響くようなアイテムや贈り方を考えてみてください。

 

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